アニメの京都編 5thEndingには京都の名所がたくさん出てくるが、剣心が歩いてくる石灯籠のある庭は、有名な大原三千院にある。本でよく見る三千院の写真というと、ほとんどが往生極楽院を撮ったものなので、エンディングで使われている三千院の庭を、是非見つけてほしい。(曲は、Bonnie Pinkの「It's gonna rain!」) |
ちゃお、です。 FifthEnding |
このシーンが三千院だった...と分かるまでにあれこれと調べたので、
実際に観たときはやっぱり嬉しかった。 (写真をクリックすると大きく表示します) |
【目指す場所は有清園】 門前まではバスを降りて15分ほど歩くが、こういう観光地は表示も出ていて人も多いので、まず迷う心配はない。拝観料550円を払って順路に沿って歩いていると、客殿や玉座の間を通ってやがて庭に出る。(寺社巡りをするときは、靴は履いたり脱いだりしやすいものがいい) 池泉回遊式の庭を鑑賞していると、やがて石灯籠が見えてくる。これが写真の通り、エンディングと同じ景色だ。同じ同じ!と小躍りしたくなる。庭は杉と苔がとても綺麗で、どこかのおばさんが「んまぁ苔がすっっごくきっっっれいねぇー」と感嘆してたのも嘘ではないだろう。 【歴史】 この寺院が三千院と呼ばれるようになったのは明治4年以降で、それ以前は梨本房(なしもとぼう)だとか、円融院門跡(えんゆういんもんぜき→えんにゅう、との呼び方も)などと呼ばれていた。門跡寺院だから、現在でも梶井門跡の別名で呼ばれていて何もおかしくないが、三千院の名の方が格好いいし人も集まって来るだろう。今はもう人だらけだ。もちろん名前に負けない魅力があるからだが。 最澄が比叡山東塔に堂を建てたのが起こりで、あちこち移転して現在の地に至っている。 ※門跡寺院=皇族が住職であった寺院 |
おもしろい石でござるな |
よく見ると、石灯籠の側の小さな丸い石に可愛らしい顔が彫ってある。
こういうのを観るのも楽しい。 (クリックして大きく表示してみてください) |
三千院といえばここか。 杉がとても美しい。四季を問わず惹き付けられる所です。 |
大原は昔から魚山(ぎょざん)と呼ばれていた。三千院から少し歩くと、人気のない田圃道に来る。
禁門の変の後、剣心が巴さんと隠れて過ごしたのはこんな所だったりして...。 写真は、田圃道から紅葉を撮ったところ。 |
大原を通っている若狭(わかさ)街道は、滋賀の花折(はなおれ)峠を越えて福井県まで続いている。別名鯖(さば)街道。
【寂光院】 バス停を挟んで三千院と反対の方向には寂光院がある。寂光院は、壇ノ浦の合戦の後、建礼門院徳子が隠棲したお寺。寂しく余生を過ごす建礼門院へ地元の人から漬け物の差し入れがあり、それが現在の「しば漬け」となったという言い伝えもある。 大原に剣心達が潜んで暮らしていた気がする、というのはこんな話と景色から。(あくまで勝手に考えてるだけです、はい) |
※2015.11.29時点情報のためご注意ください。交通機関や参拝時間は最新情報を公式サイトにてご確認ください。 【参拝時間】 ●三千院 3月〜10月:9:00〜17:00 (閉門17:30) 11月:8:30〜17:00 (閉門17:30) 12月〜2月:9:00〜16:00 (閉門16:30) 【主な交通機関】 |
三条京阪から京都バス16.17大原下車徒歩約15分 |
京都駅から京都バス17.18大原下車徒歩約15分 |
地下鉄国際会館駅から京都バス19大原下車徒歩約15分 |
※ | 京都駅からのバスは出町柳も通りますが、座れるかわからないので始発(京都駅)から乗る方がいいかもしれません。 本数はあまり多くないです。 |
※ | 京都駅からのバスが乗り方としては一番わかりやすいと思いますが、道が混むので地下鉄国際会館駅まで移動してからバス、の方がほうが良い場合もあります。 また、数名で移動するなら国際会館駅からタクシーを検討してもいいかと思います。 |
大原は、「市バス・京都バス一日乗車券カード」のエリア外ですのでご注意ください。 |
【ちょっと便利情報】 11月は8:30から参拝できるので、朝早く行くと門前でゆっくり写真が撮れたりできそうです。 三千院を東へ10分ほど歩くと、「来迎院」があります。(来迎寺じゃないです) ここから音無の滝へ行く 道は、静かに紅葉が楽しめます。 |
制作/管理:比古原 ■ 情報/感想等お願いします |
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